建築家の栗生明から事業承継した「北川・上田総合計画」が、夏季インターン(教育的内容)を募集中 closed このサイトでの募集は終了しました※他のサイト等で募集している可能性はあります
東京/都心・副都心/レクチャーや建築ツアーを含む教育性の高い夏季インターンシップを開催(2024/8/9〆切)
アイデアコンペ形式の共通課題で賞金もあり
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「栗生明+北川・上田総合計画」では、2024年・夏季インターンを募集します。
※本件はインターンシップ(=労働者性の伴わない就業体験・無給)の募集です。労働者性の伴う有給のアルバイトの募集も随時行っております。
(インターンシップの位置付けは下記の「募集内容」もご参照ください)
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プログラムのテーマは「祈りと遊び」です。
「祈り(pray)」も「遊び(play)」も、私たちが取り組む事業領域に共通する概念であり、近年のプロジェクトでも、現代における新しい仏堂のあり方や、次世代を育む創造的な遊び場をデザインしてきました。
栗生明+北川・上田総合計画 Webサイト
https://kuryu.com/
【プログラム内容 | 設計事務所の就業体験+共通の課題を通じた学び】
全2週間のインターンシップの中で、建築家による複数回のレクチャーやディスカッション、都内のミュージアムの見学ツアー等を行い、参加者が共通の課題に取り組みます。
1、建築家・栗生明によるレクチャー「祈りの空間」
弊社がこれまでに設計に携わった「国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館」、「平等院宝物館・鳳翔館」、「伊勢神宮式年遷宮記念・せんぐう館」、「かんなみ仏の里美術館」、「奈良国立博物館・なら仏像館」、「半蔵門ミュージアム」などの建築を紹介しながら、「祈りのための空間」、「祈りに関わる空間」、「祈りを誘発する空間」についてお話しします。
2、共通課題「祈りと遊び」
各プログラムと並行して、アイデアコンペ形式で新しい「祈りの空間」や「遊び場」のあり方を提案していただきます。リサーチやディスカッションを経て最終発表・講評を行い、最優秀者(※)には「栗生明賞」と賞金10万円をお渡しします。
※最優秀者は全2期のインターン期間を通じて1名のみ選出します。
3,設計者による「半蔵門ミュージアム」見学ツアー
弊社が設計を行い、2018年に開館した「半蔵門ミュージアム」を、建築家・栗生明の解説とともに見学します。見学に先立って実際の図面を読み解きながら、実務における設計図書の構成や、業務の流れを学びます。
4、ディスカッション「建築設計事務所ってどんな仕事?若手スタッフの体験談を通して」
弊社の入社3年目のスタッフが担当した直近のプロジェクトの実体験を通じて、建築設計事務所での業務の内容や環境についてのリアルな声に触れ、建築設計の仕事やキャリア形成について考えます。
5、実務の視点からの「東京国立博物館」解説ツアー
多くの博物館や文化財関連施設の設計を担当実績を持つ代表の北川典義が、実務設計者の視点から東京国立博物館を案内します。建築のみならず、「展示ケース」や「照明計画」など、専門性の高い内容にも触れながら展示環境を見る目を養います。
6、レクチャー「建築設計事務所の経営戦略」
「組織設計事務所」や「ゼネコン設計部」とも異なる「アトリエ設計事務所」の経営戦略について、建築家・栗生明が設立した「栗生総合計画事務所」から事業承継した現体制での取り組みを紹介しながら、設計事務所の多様な事業展開の可能性について議論します。
【栗生明+北川・上田総合計画について】
「栗生明+北川・上田総合計画(株)」は、建築家・栗生明(千葉大学名誉教授)が設立した「(株)栗生総合計画事務所」を前身として、2022年より北川典義を代表とする事業承継を行った建築設計事務所です。
1979年の創立以来、日本建築学会賞、村野藤吾賞、日本芸術院賞、BCS賞など、数多くの受賞歴を持ちます。
現体制への移行後も、これまでの実績・ノウハウや専門家とのネットワークを活かしながら、企画・構想、ブランディング、資金調達支援、建築設計・監理、展示設計、照明設計、サイン計画、音響設計、Webデザイン、グラフィックデザイン、運営支援まで、建築設計の領域を超えて総合的に事業を統括・推進しています。
【近年の主なプロジェクト】
2021|植村直己冒険館 どんぐりbase――建築・ランドスケープ・遊具が一体となった遊び場
https://x.gd/VNusX
グッドデザイン賞、キッズデザイン賞、人間サイズのまちづくり賞 受賞
2022|聖林寺観音堂――国宝の十一面観音像の継承と新しい「仏堂」のあり方
https://x.gd/Fqt6s
新建築2022年11月号掲載、日本照明学会照明デザイン賞、AACA賞 奨励賞、IF Design Award、アジアデザイン賞 受賞
2022|静岡理工科大学土木工学科棟――「建築と土木の融合」を表現する大学校舎
https://x.gd/uyv8B
新建築2023年1月号掲載、中部建築賞、静岡県建設業協会建設もの創り大賞 最優秀賞、グッドデザイン賞 受賞
2023|Ark館ヶ森――循環型農業を実践する100haの牧場のリブランディング
https://x.gd/S36Iy
LIXIL フロントコンテスト 銀賞 受賞
2024|神戸市立自然の家『そうぞうのすみか』――公民連携による少年自然の家の先駆的リニューアル
https://x.gd/Iguwj
【募集内容】
■期間
下記の「第一期」または「第二期」のいずれかにご応募ください。
・第一期:8月19日(月)~8月30日(金)
・第二期:9月2日(月)~9月13日(金)
※土・日・祝日は休業です。
※インターン期間中は原則として出社(最寄り:御茶ノ水駅)していただきます。
※出社時間は10:00~17:00(昼休み1時間を含む)です。
■条件
・インターン中は交通費(実費)を支給します。※遠方の場合は要相談。
・就業体験は労働者性のない作業に限るため、賃金は発生しませんが、インターンシップ終了後にアルバイト登録をし、実際のプロジェクトに関する具体的な作業を有給で継続していただくことも可能です。
なお、弊社では「インターンシップ」と「アルバイト」の違いについて下記の通り整理します。
・「インターンシップ」:労働者性のない作業(レクチャーへの参加、架空の課題への取り組み等)/無給
・「アルバイト」:労働者性のある作業(実際のプロジェクトに関する検討作業、資料・模型作成作業等)/有給
■作業環境
①各自作業ができるノートPC等をご持参ください。
②弊社の主な使用ソフトは下記の通りですが、インターン中は各自の使い慣れた方法で結構です。
・Vectorworks
・SketchUp
・Rhinoceros
・Illustrator、Photoshop等 Adobe製品
・Twinmotion
■新規採用の予定について
・弊社は2025年春以降の新規採用を予定しており、インターンシップは採用選考を視野に入れた評価材料の取得に活用させていただきます。
■本インターンシップの位置付け
・当プログラムは「採用と大学教育の未来に関する産学協議会」が2023年3月に定めた基準(※1)に準拠した、就業体験を伴うインターンシップです。
(参考)https://www.keidanren.or.jp/policy/2022/039_gaiyo.pdf
・産学協議会が「学生のキャリア形成支援における産学協働の取組み」として整理した4タイプのプログラムのうち、「専門活用型インターンシップ(タイプ3)」に該当し、学生は「就業体験」や「自らの能力の見極め」、企業は「採用選考を視野に入れた評価材料の取得」を目的とします。
・今後、2025年春にもインターンシップ・プログラムを実施する検討をしています。