“Architecture”と“Digital Art”の分野で設計を手掛ける「浜田晶則建築設計事務所」が、実務経験のあるメンバーを募集中 closed このサイトでの募集は終了しました※他のサイト等で募集している可能性はあります
東京/浜田晶則建築設計事務所(AHA)では、設計・監理で共にプロジェクトを遂行してくれる、実務経験豊富なメンバーを募集しています。
AHAは、大きく分けて”Architecture”と”Digital Art”の2つの分野で設計しています。
“Architecture”は、オフィス、ホテル、飲食店、博物館、住宅、家具などの幅広い設計対象を、コンピュテーショナルデザインで設計しています。
“Digital Art”は、teamLabの建築部門であるteamLab Architectsのメンバーとして、世界各国で進んでいるプロジェクトに作品単位で参加しています。
AHAメンバーは現在7名。国籍は日本、リトアニア 、アルゼンチン、スペイン、中国と多岐に渡っており、女性も半分以上を占めるダイバーシティに富む設計事務所です。
事務所にあるレーザーカッターや3Dプリンターを用いて模型をつくり、3Dスキャナーで自然物をデータ化して形をサンプリングし、ホロレンズ(ARグラス)を利用してAR施工に取り組んだりと、先端技術を軽やかに味方につけて現代でしかつくることのできない建築とは何かを試行錯誤しています。
デジタルで効率化できるところは徹底的に効率化し、事務所内でプログラムを共有することで、AHA秘伝のタレのようなプログラムを常にアップデートしていくことで、チームワークでクオリティを高めていけるよう努めています。
効率化によって生まれた時間は、創造性のためになるべく多く割いていますが、コンピュテーションによって創造性は生まれると信じています。以下のコラムに連載していますので、興味のある方は読んでみてください。
https://japan-architect.co.jp/column/online/monday/akihamada1/
AHAの設計は、「生命的な建築」をつくることをめざしています。自然界のかたちや法則などから学び、それをコンピュータを用いて計算可能なものとし、実際の建築やプロダクトに落とし込んでいきます。文末にAHAの設計思想を載せたので是非ご覧ください。
現在進行中のプロジェクトの一つに、「豊かで持続可能な生活をテクノロジーによって実現する」ことをミッションとした、過疎地域における一棟型の宿泊施設があります。自律する生命のような建築であり、建物自らが換気や空調を自律制御することで、長く建築が存続できる状態を保ちます。水や、音や、光など、そこにある現象をテクノロジーで拡張することで、五感が研ぎ澄まされ、身体感覚が拡張されるような空間をめざしています。
これまでは人の手で行われていたサービスを、カームテクノロジーが担い、自然と静かに対峙し、深く瞑想するための隠れ家。秘境の地を守りながら、人と共生する豊かな場所へと変えていくプロジェクトです。
以下のサイトにこのプロジェクトのインタビュー記事が掲載されていますのでご覧ください。
https://kagu.plus.co.jp/2560/
この宿泊施設は、4月5日から始まる「新しい建築の楽しさ 2020s展」に模型とパネルを出展しますので、ぜひお越しください。
https://logisticsarchitecturestudygroup.com/event/akt2020sten/
以下に募集要項を掲載しますので、デジタルテクノロジーと建築が融合した未来の建築を一緒につくれるメンバーに出会えることを楽しみにしています。
【応募資格】
・建築系大学及び大学院卒業の方
・Rhinoceros, Autocad, Revit, Adobeなどのソフトが使える方(今回募集の職種は3D cadのスキルは必須ではありません)
【給与】
実務経験5年以上で、プロジェクトを一貫して遂行できる能力を有すること。
月給27万円以上 (経験・能力・前職の給与などを考慮の上決定)
【昇給・賞与】
昇給年1回 賞与年1回
【雇用形態】
正社員または業務委託
試用期間1ヶ月程度(有給)
【勤務地】
浜田晶則建築設計事務所(東京都文京区白山)
【休日・休暇】
土日、祝日、夏季、年末年始、有給休暇
【福利厚生】
雇用保険、厚生年金保険、健康保険、健康診断補助
【AHAの設計思想】
さまざまなモノや人が場所をこえてつながる情報の時代に、建築によって何ができるかを常に考えています。建築には何らかの用途が存在します。例えば住宅、オフィス、店舗などにカテゴライズされますが、それは一時的な状況です。私たちは、住宅とは何か、オフィスとは何か、店舗とは何かということを問うような作品をクライアントと共につくろうとしています。一時的なニーズだけでなく、現代の時代精神を体現するような建築に取り組むことによって、社会・文化に貢献していきたいと考えています。
私たちは以下の3つをテーマに設計をしています。
Adaptability(適応性)
Materiality(物質性)
Singularity(特異性)
Adaptabilityとは、人や生命が環境に適応した結果として形態や生態系があるように、ある対象が外的条件によって適応し変化できることを指しています。建築においても様々な環境に適応可能なシステムをつくることで、竣工した直後だけ成立するものではなく、常に個人やその他周辺環境に合わせて境界や空間を変化させることができる適応性が重要だと考えています。
Materialityとは、物の性質です。やわらかい質感や、ざらざらする質感など、その表面によって私たちは多くの情報を得ています。感覚に訴えるような表面の物性を設計の対象とし、テクノロジーによって自然を解釈し、かたちを変えて再現することで、より情報量の高い表面を獲得しようとしています。また、現象としての光・風・熱・音なども物性のひとつとして設計の対象とし、それらを制御することで五感に訴える新しい空間体験をつくろうとしています。
Singularityとは特異性であり、それは即ち物語をつくることだと考えています。固有の物語を場所、クライアント、素材から構築することで、ユーザーや訪れた人々の心が動かされ、愛される建築をつくりたいと考えています。自然のような複雑性をもった環境を構築することで、人々がより生き生きとした感覚や身体性を獲得することをめざします。それは能動的に行動したくなる環境や、対極的に静かになることができる特異性をもった環境です。
「生命的な建築」
以上の3つの特性をもった建築は、生命のような存在になると考えています。生命が代謝して機能を維持するように、現代の技術を用いて自律する建築や都市を実現しようとしています。生命のような動的な建築によって、新しい時代の人間のための豊かな環境を構築することをめざします。